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2016年9月12日 (月)

2016北海道取材ノート(9)

平成28年7月 奈井江町の白山神社を訪ね、笹木様と懇談出来ました。

昨年、奈井江町を訪ね、町職員の方を通じ笹木様とお会いできるよう連絡を取っていただきましたが、仕事の都合で会えませんでした。
今回は事前に連絡してあったので白山神社前で待ち合わせ、お会いすることが出来ました。
笹木様は「白山滅びたら源五郎滅ぶ、源五郎滅びたら白山滅ぶ」と言われた方で、白山開山には関係の深い方です。

ここで笹木源五郎についてふれておきます。
「奈良時代に泰澄が越知山大谷寺に登り修業をしていた時、夢のお告げで白山を目差すことにしたのですが、白峰までたどり着いたのですが登山道がありませんでした。
山に住んでいた源四郎、源五郎兄弟が笹を切り開き道をつけ、養老元年(717年)7月18日に登頂出来ました。
この時泰澄太師は妙理大菩薩を感得したとされています。

その時道を切り拓いた源五郎に泰澄は笹木(切り)という姓を与えてとされ、白山の主として代々笹木源五郎を名乗っていました。

白峰村の一之瀬、赤岩、三ツ谷地区は河内集落といい、都人の白山詣での宿泊所となっていましたが、明治29年の災害で大きな被害を受け、新天地の北海道へ多くの村人が開拓移住していきました。
その人々の多くが空知郡奈井江に住み、現在の白山区を作り、白山神社を建立しました。

笹木正男様は笹木源五郎の末裔に当る方です。
笹木様の案内で白山神社を案内して頂きました。

道路際にある電撃柵を外し、白山神社の参道に入ると白山神社と書かれた大きな石柱があります。
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              白山神社 石柱

参道を奥に進むと階段があり上に白山神社と書かれた鳥居が我々を迎えてくれます。
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鳥居をくぐると砂利敷きの参道があり、木立の奥に拝殿がありました。
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拝殿の奥には大きな注連縄が架けられています。

拝殿の奥の小高い丘の上には社が2棟建っています。
20160723_170053                          左側の社

20160723_170115                          右側の社

社に向かうには階段が付けられていますが、その前にも電撃柵があります。
電撃柵を外してもらい左側の階段を登って行くと、白山様が祭られた社があり、扉は施錠されています。
鍵で開けようと試みたのですが、錆びていたのか見られるのを拒むように開錠できませんでした。
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                    春日神の社

右側の社には下の写真のような天照大伸、八幡大神、春日大神の三体の神様が祭られているとのことです。(写真は白山開拓100年史より借用しました)

Photo

右側の社に向かいました。ここも扉が施錠されていましたが、無事開錠出来ました。扉を開けて見せていただくことができました。
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              白山様が祭られている社

社の中には、菊理媛神(白山大権現)と天軻遇突智命(不動明王)が祭られていました。(写真は白山開拓100年史より借用しました)
Photo_3
白山信仰の興りは比叡山の末寺として越前の平泉寺があり、白山開山の祖の泰澄が開きました。
越前禅定道の起点としての平泉寺、宿泊場所として白峰の河内集落があり、平泉寺の僧兵が常駐していました。
江戸末期までは天領として幕府直轄の管理となっていましたが、明治時代になると石川県の所轄になりました。
明治7年の神仏分離令では白山山頂の仏像や石仏は破壊されましたが、源五郎が白山様2体を隠して下山させ、村で守っていたのですが、明治29年以降は源五郎が奈井江の地に持参し、地区民によって祀られるようになり、現在の白山神社となっています。



笹木様とそのお仲間の方とで白山市が出来る前の白峰村の時代に先祖の郷里を訪れ、白峰村村長と懇談したことがあったとのことでした。
白山市が誕生したのでお祝いに行くことを計画していたのですが、市長が急逝したので計画は中止になり、それ以降は白山市へは行っていないとのことでした。

笹木様に来年は白山開山1300年となりますが、こちらの方では何か計画でもありますか聞いたのですが、まだ具体的に計画していないようでした。

白山からの下山仏の白山様なので、白山市と共同歩調で開山1300年を祝うことが出来れば良いのにと思うのは私だけでしょうか。

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